脂肪肉腫という病気があるのを知っているでしょうか。
肺癌や胃癌や脳梗塞ならかなり知られていますが、
脂肪肉腫を知らない人はかなりいると思います。
脂肪肉腫は体の軟部組織で脂肪から発生した癌です。
10万人に2人以下という頻度なので知らない人の方が多いことでしょう。
発症する部位で特に多いのは、ふとももと骨盤の内部です。
30代から60代の人に多く発症しています。
手足にできた場合、しこりや腫れが急激に大きくなっていきます。
それにもかかわらず痛みがありません。
痛みがないから大丈夫ではないかと軽く思ってしまいます。
痛みがないから、少し日数が経てばそのうち治るだろうと考えてしまうことでしょう。
しかしここで油断していてはよくないのです。
痛みがないと放置してしまいがちですが
ふともも全体が腫れてくるとさすがに事態は深刻だと思わざるをえなくなり
病院で診てもらった結果脂肪肉腫との診断を得るのです。
しこりや腫れが急激に大きくなるのですが
一部の悪性度の低いタイプだとゆっくりと大きくなることもあるようです。
骨盤の内部にできた場合は腫瘍が大きくなるまで自覚症状がなく
膀胱が圧迫されれば尿が近くなるなど
周囲の器官が圧迫されると症状が出てきます。
腫瘍が大きくなり過ぎると、神経を圧迫し、痛みを感じることもあるようです。
また、他の臓器へ転移することもあり、転移する先で最も多いのは肺です。
肺以外にも、肝臓などへ転移することがあるようです。
痛みがないだけに病院へ行かなくてもいいやと油断しがちですが
脂肪肉腫の症状として、しこりや腫れが急激に大きくなったら
すぐ病院で診てもらうとよいでしょう。